雑記

早寝上手は損切上手

最近、すっかり投資脳になっている。その延長線上で自分の生活を組み替えている。代表的な一つは朝型へのシフトだ。

毎朝5時起床が当たり前になった。

この生活が出来なかった根幹には「勿体ない」がある。今日を勿体ないと思うが故に夜更かしをしていた。「勿体ない」を手放せたことが早起きの実践に繋がった。そしてここには株式投資における「損切」の捉え方も影響していると思う。

今日はそんな話を書く。


投資には昔から興味はあった。ただ難しくて慣れ親しむことが難しかった。何回か火傷をして撤退している。ライブドアショックの影響で撤退したのが最初だ。

もっと世の中に目を向けて、株式投資のコミュニティに飛び込めば良かったのかもしれない。ただ、過去の自分にはそういう発想はなかった。そもそもコミュニティの存在を認識していなかったのだから仕方ない。

その点、今はいい時代になった。YoutubeやXで投資の情報発信をしている人が多数いる。ネット証券が台頭し、取引手数料もついに0円だという時代になった。外国株も日本語で簡単に買えてしまう。

そんな事もあってまたもや投資の世界に舞い戻ってきた。それなりに色んな事を経験した事もあり、3度目も順調に火傷をしながらの船出をしている。

改めて株に関する勉強をしていく中、「損切」の見方が変わっている自分に気付いた。


「損切」というのは値下がりした株を売却し、損を確定させることをいう。

損の確定には勇気がいる。期待して買った株だし、上がるに違いないと思っている自分もいる。一時的に評価額が下がることはあっても売却しなければ確定しない。明るい未来に期待して持ち続けようとしてしまう。

結果、動かせない資産となる。これが「塩漬け」というやつだ。

一方で株は持ち続ける事の大切さも説かれる。その合間でせめぎ合う。株式投資とは精神面でも試されるものなのだ。

以前の自分は「損切」のこと「負けの確定」と受け止めていた。こう考えるとその選択肢をとるメリットがない。だから損切はせず、上がることを期待して持ち続けていた。

やがて失望のもとに「損切」ではなく「精算」として売却し、株式市場から撤退する。

同じような経験をして株式投資を辞めた人は多いはずだ。


今の自分の捉え方は少し変わった。

「損切」とは次の投資をするための前準備なのだ。

眼の前の1銘柄だけで損得を考えていると「損切」とは損の確定だ。これを株式市場全体=平均で見ると違う見方になる。

他に上がっている銘柄があるなら乗り換えればよいのだ。見込みのないものに執着することで損を握り続けてしまう。結果、利益を出せる機会逃してしまう。あれ?違うな?と思ったところで乗り換えればトータルで利益を出すことは出来る。損して得取れとはよく言ったものだ。


長くなったが、早寝するとは損切をすることだと考えている。

今日という日のうちにやっておきたいことがある。まだ時間もある。眠くもないのだから寝たくない。寝てしまっては明日が始まってしまう。

これが夜更かしの心理だ。

自分の場合、ここには根底には損をしたくない、損を確定させたくないという感情が存在していた。

実際にはやりたいことがある場合、朝早くに起きてやった方がよいのだ。

何故なら仕事後の夜の時間帯というのは、自分が思っているよりも脳が疲れている。その状態で何かをやったとしても、いい結果が出にくいのだ。本を読んでも頭に残りにくいし、考え事をしても良い結果になりにくい。

それよりはさっさと脳を休めて翌朝に何かをした方が良い。一番、脳が元気な状況で自分のやりたいことをやる。これはとても大きなメリットだ。

こう考えると夜は寝るに限る。その日に出来ていないくても、元気な次の日にやれば良い。

今夜を損切りし、早寝に投資する。結果、生産性の良い早起きを手に入れる。

どっちが良いのかなんて明確だ。

早寝上手は損切上手。

夜更かしが抜けなかった過去の自分に教えてあげたい。

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